ジブリの法則(ジブリの呪い)
日本テレビ系列のテレビ番組「金曜ロードSHOW!」で、スタジオジブリの作品が放送される日と、アメリカ雇用統計の発表の日が重なる場合に起こるといわれているアノマリー。
この日はアメリカ雇用統計の非農業部門雇用者数の結果が、市場予想より悪い結果が出やすく、ドル売りをまねく傾向があるとされている。
番組の放送時間と雇用統計の発表時間が重なることも、アノマリーとしての性質を高めている。
別名を「ジブリの呪い」ともよばれ、これは、翌週明けの東京市場が大きく影響を受ける現象が見られたことからきていると思われる。
2013年8月2日にウォールストリートジャーナルが取り上げ話題になった。
2018年近年では、アメリカの景気回復にしたがい失業率が完全雇用に近いといわれ、非農業部門雇用者数よりも平均時給に関心が移り、市場の雇用統計への反応も限定的となる傾向がある。
この法則が成立した背景には、アメリカの量的金融緩和政策があった可能性も考慮に入れる必要があると思われる。
| 年 | 放送日 | 作品名 | 市場予想 | 結果 |
| 2018年 | 1月5日 | 魔女の宅急便 | 19万人 | 14.8万人 |
| 2017年 | 7月7日 | 借りぐらしのアリエッティ | 17.8万人 | 22.2万人 |
| 2016年 | 11月4日 | 隣のトトロ | 17.5万人 | 16.1万人 |
| 2016年 | 8月5日 | もののけ姫 | 18.0万人 | 25.5万人 |
| 2015年 | 10月2日 | ハウルの動く城 | 20.1万人 | 14.2万人 |
(当研究所の資料より抜き出した非農業部門雇用者数と放送ジブリ作品)
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