エリオット波動
ラルフ・ネルソン・エリオットが1930年代に発表した、株価の波のパターンによる株価分析理論。
エリオットは、株価データに繰り返して出現する13にパターンや波を抽出し、名称を付け定義し図解する過程から波の構造的な動きがどのように進行していくかの理論を打ち立て、株価の波の構造的な動きの進行パターンを「波動原理」と呼んだ。
波には推進波と修正波の2つのモードがあり、それぞれ、推進波は5つの波、修正波は3つの波で構成されている。
推進波の5つの波、修正波の3つの波の組み合わせで、ひとつのサイクルとなるとされている。
波動原理は予測ツールではなく、株価などの動きを記述するための方法と言われているが、おおよその位置と将来の見通しについて考察する際手助けになる理論である。
エリオット波動は、今日のトレード明日のトレードで直接エントリー/エグジットのタイミングを掴むために使用するというよりも、今現在の相場が、サイクル全体の流れの中でどのあたりにあるのか、この先どのように展開していく可能性があるのかを判断する大まかなガイドツールとしての使用に向いているといえよう。
参考:ロバート・R・プレクター・ジュニア、A・J・フロスト著の「エリオット波動入門」
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